2010年10月31日

映画レビュー『トイレット』

もう見逃したと思っていたのだけど、まだ新宿では細々と(笑)上映しており、かろうじて観に行けました。

うーんレビューしづらい。何を書いてもネタバレになりそう。かといって、ネタバレしたからといって決定的に困るような事柄もあまり無い、ような気もするけれど。。

3兄弟はなかなか微笑ましく、それぞれの性格も自然で、解説やあらすじにあるようなバラバラ感とかエキセントリック感というのはそんなに無いように感じた。ロケはカナダだったらしいけど、レイ(次男)の同僚のインド人が「きみたちアメリカ人は。。」と言ってることからして、一応アメリカだという舞台設定なのかもしれない。

ひきこもりのお兄ちゃん(モーリー)もいい味。ひょろっとした体に黒髪のくせ毛も、続きを読む
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『シェリ』『シェリの最後』


シェリの最後 (岩波文庫)


シェリ (岩波文庫)


映画を観た後に読んでみました。
台風がきていたせいもあるけど、読み終えた後にすごーくアンニュイな気分になっちゃって、ほんとに何もするきにならなくなっちゃったのには参った(笑。

こうして原作を読んでみると、かなり映画はかなり原作に忠実であるともいえ、一方で、まだ美しいながらも自分の老いを冷静にみつめるレアというのが、映画では少しわかりづらかったなとか。映画でミシェルファイファーに「シェリー!」と叫ばせたのは、みたときもちょっと違和感だったのだけど、原作を読んで、やっぱりあそこはもうすこし絞り出すように、声は小さく、うめくように言ったのではなかったかな。。。と感じたのでした。
ここからネタバレ
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2010年10月25日

映画レビュー『わたしの可愛い人ーシェリ』"CHERI"

レア(ミシェル・ファイファー)はベルエポックの時代の、かつての高級娼婦。美しい豪邸に住み、執事と何でも話せる家政婦がいて、美しい衣装を着こなし、40代後半になっても知性と優美さと品格を保っている。

かつての仲間の息子フレッド(ルパート・フレンド)は19才で、父は知らず母の愛もあまり知らずに育ち、既に遊び飽きて、退廃的雰囲気を醸し出しているけれど、レアのことは慕っているし、レアも彼のことを生まれたときから知っていて、シェリ(かわいい人)とよんで可愛がっている。

このフレッドの母が、フレッドをレアに任せちゃおうというその意図がなんだか理解はしづらいのだが。。まあ、年は離れていてもこの二人が違和感なく贅沢に6年も一緒に暮らしたっていうのは案外しっくりくるんだけどね。

セリフが英語のせいもあるし、時々はいるナレーションが妙に軽い感じ(ベルエポックの雰囲気を出す演出なのかな?)なのが気になったけれど、衣装やレアの豪邸、車、ビアリッツのホテルは本当に素敵で、それは楽しめると思う。

やっぱり、でも、40才を越えた女にじゃないとこの痛さは本当のところ感じられないのかもしれない。子供といってもいいほど年の離れた男との恋(経験ないけど)。日々男になってゆく彼に対して、自分の衰えを、女が枯れてゆくのを毎日鏡の中に感じる苦しみ(少なくとも、シェリを失う前のレアはあまりそんなことは感じさせなかったが。。)。美しさと品格をたもちつつ、彼の突然の結婚話にも、その若い結婚相手の女に対しても嫉妬を隠し、平静を装い、それでいて彼の保護者になることは避けなければならない。。

女がかなり年上の恋の話には、サガンの『ブラームスがお好き』があったっけ。それでも、女はまだ39才だった。『華麗なる恋の舞台で』という話はたしか45才くらいの女優をアネット・ベニングが演じていたっけ。あれは痛いけれどもしたたかで良かったなあ。


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2010年10月23日

映画レビュー『ナイト&デイ』"KNIGHT AND DAY"

レディースデーに観るのにぴったりかな、と思い鑑賞。本当はデートで観たかったけど残念ながら一人で(笑。

いわゆるハリウッドの娯楽アクションで、それでいてラブコメ的でもあり、頭をからっぽにして楽しめました。人が死に過ぎとか巻き込まれ過ぎとかこの後どうなっちゃうのとか、つい言いたくなっちゃうけど、まあそれは封印(笑。わたしも年に2、3回はコーラが飲みたい気分になるのです。

地図にのっていない小さな南の島、そこで獲った魚を持って海から上がってくるナイスバディな謎の男(しかもそれを料理してくれる)、夜のザルツブルグ、オーストリアの高級列車、セビリアの美しいモザイクタイルの家と、闘牛に混じってかけぬけるバイク、、二人乗りで。舞台装置は完璧です。

トム・クルーズの、あの極度のナイスガイぶり&不死身ぶりが、本当にそんな人かもしれないと思わせるようなはまりっぷりで、非常に愉快でした。パニくる女に丁寧に説明する、彼女は結局全然言うこと聞かないんだけど(ここも可笑しいが)、初めてあった消防隊員への明るくて丁寧でものすごく感じのいい対応(とその後のアクションのギャップ)、逆さ吊りされてるのに「大丈夫だからねー、心配ないよ!」。朝のオムレツ。素直に良いなー。

キャメロン・ディアスも、古い車を愛しそれをリストアしてしまったりする男っぽさ、妹への愛情、さばけていてカジュアル、海の似合う飾り気のないスレンダーな体と、意外なところでみせる行動力。。。彼女の良さがぴったりはまりました。

アクションもそうだけど、キャラのハマり具合、会話の楽しさがわたしにとってはキモだったかもしれない。楽しかったです。







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2010年10月22日

映画レビュー『ハーフェズ・ペルシャの詩(うた)』"HAFEZ"


ハーフェズ ペルシャの詩〈うた〉 [DVD]



何か砂漠の乾いた風を顔に感じるような、ただ意味のわからないけれども美しい響きの詩をきかされたような、おとぎ話のような、そんな映画でした。

舞台がイランということもあり、前提としてわかっていたほうがいいかもしれないことが、不可解なままで、かつ、どうも話が前後しているような。全体に説明はものすごく少ない。というか殆ど無いのです。かといってそれはあまり不快ではなく。

麻生久美子さん(ナバート)は、なにか地元でかなりの権力者の娘という設定なのだけど、これが母親がチベット人で、ハーフだと。イスラムの国イランと、仏教国チベットというのが随分突飛に思えるけど(ここも結局よくわからず)。

主人公たるハーフェズの青年の詩の先生と、ナバートの父である権力者との確執のようなものがあるようなんだけど。。

そもそもハーフェズというのがコーランを暗唱して吟ずるという役割の人だというのも初めて知ったのだけど、どうもかなり相当にそれになるのは大変で名誉なことらしい。それも察するのみ。

ハーフェズの青年とナバートと結婚することになる青年の名前の一致とか。よくある名前なのか、なにか意味があるのか。「鏡の誓願」なる儀式についても、かなり想像力を発揮しつつ。。

砂漠に、風がふいているのです。男たちの民族衣装がはためき、女の衣装もゆれる。壁ごしにコーランを詠み、詩を詠む。水を汲む、ナツメヤシをとる、そして、男たちの水浴びのシーンも繰り返しでてきて何かリズムを感じるのです。服を洗う、文字を書くための鏡を洗う、、、。そして処女たちはハーフェズの誓願のために鏡を拭く。あれは結局7人に達したのだったかしら。

肝心の麻生久美子さんは日本語も話さずに、外国からやってきた、美しく好奇心の強い女を演じていたけれど、もうちょっと美しく撮れたらよかったのに、なんて思ってしまいました。


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忘れられない花のいろ 麻生久美子のペルシャ紀行 (P‐Vine BOOKs)






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2010年10月21日

映画レビュー『ゴールデン・ボールズ』"GOLDEN BALLS"


ゴールデン・ボールズ〈無修正版〉 [DVD]


やっぱり秋なので。。。なんかタイトルがゴールデンだし秋っぽいような?(笑

ちなみにこのDVD借りたんですがジャケットを夫にみられてなんだか気まずい思いをしました。。
でもほら、この監督ってあの『ハモンハモン』なんかも撮った監督で、この映画には今をときめく(?)ペネロペと結婚したらしいハビエル君も出てるし、、、、などと言い訳してみたかったのですが、してません。うーん、何を観たと思われてるんだろう。

ストーリーはモロッコで始まり、スペインに移動し、最後はマイアミまで行きます。一言でいってしまえば、一人の男の成り上がり(?)と挫折、といったところでしょうか。。

とにかくハビエル君演じるところの、ベニトの女と金につっぱしる欲望!というのが一種気持ちよいくらいです。展開早い。彼と政略の為に結婚された女の、彼に浮気されても利用されていると知ってもなんか憎めない、といわしめてしまうところがあるんだよね。

この無茶苦茶加減、『ハモンハモン』のときはあり得ないと思って心が拒絶したんだけど、なんかわたしも慣れて来たのかな(笑?案外アリかなと思ってしまいました。絵とかはいちいち、ユーモアを含みつつカッコいいこともあり。。

そういえばマイアミに行ってから隣人の庭師くんが、若き日のデルトロだったのにちょっとびっくり&儲けた気分でした。


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2010年10月20日

映画レビュー『ヌードの夜』


ヌードの夜 ニューマスター・デラックス版 [DVD]


秋だから(?)観てみました。本当は、新しい『ヌードの夜』に少し興味があって、その前にこれを観ておこうかと思ったというところ。

まるっきり語彙の貧しい感想を言わせてもらえるならば、クールでウェット、そしてヘビー。実際のところ、かなり引き込まれたのだけど、わたしにはキツすぎて、新作の『ヌードの夜』は映画館は見送ろうかなと思ったのも確か。

紅次郎/村木(竹中直人)の、うらぶれた探偵事務所のうらぶれかたが。昔フィリピン女性が詰め込まれていたという設定の、壁に落書きのある、ネオンのジリジリ言う、雨漏りのするその部屋の荒み方が絵になる。

ナミ(余貴美子)が黒いドレスから下着だけはぎ取って、無表情にソファに横になり、テーブルに足をあげて男を受け入れるその退廃と無感動。

行方(根津仁八)を殺そうとするナミの緊迫。行方の弟分(椎名桔平)の狂気。。。

美しすぎて悲しい幻影。

何事も起きないような平和な映画を好むわたしには…
血液が冷えたままで沸き立つようでした。


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