2009年12月30日

『千年の祈り』"A thousand years of good prayer"


千年の祈り [DVD]

千年の祈り [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: DVD



やはり、地味だなー。いや、しみじみといいんだけれども、かなーり地味。

ある程度の年齢の父と娘の微妙な関係、空気感が、ああ、なんだか身につまされるというか、わかるような、そんな気分で映画は始まる。というか殆どずっとそんな空気なのだ。

一度は結婚したらしいが、離婚して、アメリカに単身住む娘。おそらくは30代半ば。そんな娘のところに、妻を亡くした父が、北京からやってくる…

娘は形ばかりの歓迎はするものの、父の来訪の意味を計りかね、既に独り立ちしている自分に思惑があったり意見しようとする父に苛立つ。

父は、娘の離婚や幸せではなさそうな生活を理解できず、案じている。その一方、不慣れな英語で周りの人たちと交流を計る。結局のところ、アメリカ人ではなく、息子と暮らすイラン人マダムと、お互いに片言の英語で話し合う仲になるのだが、この会話がもどかしいながらも、お互いの人生を語り、コミュニケーションが成立しているとことろが、微笑ましく、物悲しい。

お父さん、なかなかのコミュニケーション達者で、娘へのプレゼントを購入するときの店主とのやりとりなども、思わず笑える。

そうして最後にようやくわかるのは、父と娘の微妙な関係性には、中国の文革が根深く影響していたらしいこと。長い時間と誤解を経て、何か氷山の一角が溶けるかのような予感だけが、微かに感じられる。

今年最後の劇場鑑賞作品になりそうです。みなさまも、どうぞよいお年をお迎えください。
posted by mymble at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/138556670

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。