2010年07月05日

映画レビュー『借りぐらしのアリエッティ』

試写会の券をいただき家族で観てきました。『床下の小人たち』は若い頃愛読していたのでとても楽しみにしていました。突然のスコールのような土砂降りの中、よみうりホールへ向かいます。

古い家の床下に住み、人間の世界から少しずつ食べ物や暮らしに必要なものを「借り」て生活している小人の家族。他の小人たちは行方不明になるか、引っ越ししてしまい、残っているのはアリエッティと両親だけ。他の仲間の消息もわからず、彼らは人間に見つかる危険や、(彼らからしたら)大きい動物の急襲などの危険から、息をひそめて暮らしている。でもアリエッティは外の世界に強い憧れを持っていて…

かなり原作には忠実だったのではないかしら。とはいえ昔読んだきりなので随分忘れてしまっているのですが…。映画では舞台は日本になっていますが。男の子は、原作ではもう少し幼かったのではないかなあ。映画のしょう君はかなり大人っぽいのに、彼のある行動がとても愚かに感じられて、ややそこにギャップを感じました。

とはいえ、全体的になんというか、(いい意味で)優等生的な、みやすくわかりやすい映画だったように思います。昔のカルピスこども劇場に親しんでいた人ならしっくりくるような。

「借り」に行くときの臨場感や、いろんな「えもの」で構成された小人の家のディテールはとても楽しい。あ、鉛筆のキャップが花瓶に、、、など、何度もみたら、何度も新しい発見がありそうです。小物が日本仕様にアレンジされているのも楽しかった。

スピラーは、『トムソーヤーの冒険』に出て来たハックルベリー・フィンがすこし成長した姿を彷彿とさせて、楽しい気分になりました。少ししか出てこないけど、好きなキャラクター。ムササビよろしく飛んでゆく姿はかっこいい!娘ははるさんの表情がかなり面白かったらしい。

夏に実家に帰ったら、本棚で埃をかぶっているはずの『床下の小人たち』シリーズを読み返したい、そして娘にも読んでやりたいな、と思いましたよ。

うちもよく物が紛失して探しても出てこないんですが、小人がいるのかな。マンションなんですけどね。


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タグ:ジブリ
posted by mymble at 13:44| Comment(0) | TrackBack(18) | ☆☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月30日

映画レビュー『アルゼチンタンゴ 伝説のマエストロたち』"CAFE DE LOS MAESTROS"

タンゴから連想するもの… 激しい愛の悦び。苦しみ。官能。生きる喜び。

後半のコンサートシーンは足の先まで粟立つほどゾクゾク。中には曲が終わるたびに拍手をするおばさんも。

帰り道、思わず自分のiPhoneの中のピアソラを聴いて帰りましたが、同じ曲でもやはり、違うような気もする。ピアソラのように高度に洗練されたタンゴよりは、もうすこし、みんなの音楽、的な。。

この前まで麻布でタイ焼き焼いてたでしょ?というようなおじいさんや、バンドネオン漫談でも始めそうな容貌のおじいさんたちが演奏しているからなのか… (笑

だけどビルヒニア・ルーケの女っぷりと、フアン・カルロス・ゴドイの歌声に痺れる。

合間合間に入る、タンゴのダンス。ヤンキーっぽい恰好の兄ちゃんも、美しい女性を軽々とリードする。おじいさんとおばあさんのダンス。おじいさんと、若い美女のダンス。どれも素敵です。

わたしも帰ってからいきなりアルバム"Cafe de los Maestros"をダウンロードしました。

しかしこの手の映画って、どうしても『ブエナビスタ…』を思い起こさずにはいられないのが、まあ、残念といえば残念なところです。あれに比べうるものはやはり、なかなか。

途中のインタビューの続くところは眠くなる人は眠くなるでしょう、たぶん。正直なところわたしも少し。でもオープニングはなかなか恰好良かったな。


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ちなみにピアソラも大好きです。っていうか、わたしにとってはタンゴはこの人。↓

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タグ:音楽映画
posted by mymble at 10:27| Comment(0) | TrackBack(3) | ☆☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月23日

映画レビュー『ブライト・スター〜いちばん美しい恋の詩(うた)〜"BRIGHT STAR"

物語性、みたいなものはほとんど期待できない映画です。正直、観賞後しばらくどうレビューを書けばいいのかよくわかりませんでした。まあ、今もわかりませんが…

イギリスの田舎の風景、紫色の花が咲き乱れる野原、風の抜ける林、そこで出会った若く財産もない一人の詩人と、洋服のデザインを愛し得意とも自負する気の強い娘。健康な頬と意志の強い瞳。世間的にも認められておらず、財産の無い詩人は結婚の申し込みもできない上、死の病に犯されてゆく。


「もう決して恋愛のことは馬鹿にしない。こんなに苦しいものだったなんて…」


愛する人からたった数日手紙の来ないだけで絶望し、続きを読む
posted by mymble at 15:26| Comment(2) | TrackBack(2) | ☆☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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